白朮菊花酒――元名「白朮酒」 [薬物组成] 白朮(切) 地骨皮 荊実各五斗 菊花三斗 [機能主治] 心志を補い気を定める。心虚寒、厲風が心を損傷し、気性が異常となり、中風で手足不遂、音声沈滞を治療する。 [用法用量] 量に応じて飲む。常により半酔状態とし、嘔吐に至らないようにする。 [製法] 上記四種の薬材を水二石で煮て一石五斗にし、滓を除き澄ませ汁を取る。米二斗を用いて麹を加え、通常の方法で醸造。酒が熟したら糟滓を除き、清酒を陶器容器に取り、密封保存する。 [資料来歴] 唐・『千金要方』明・『普濟方』 [付] 本方は脳血管障害後遺症の治療において、醸造法による薬酒製造を特徴としている。現代の中成薬ではこの工法はすでに失われている。本方の製法は薬酒の醸造方法について詳細に説明しており、極めて価値ある貴重な文献であるため、剤型研究者向けに特別に収録した。
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