中医では、いかなる疾患も臓腑、陰陽、気血のバランスの乱れによって引き起こされるものであると考える。 鍼灸による心律不整の治療は、基本的に経絡取穴の原則に基づき、鍼刺の作用により経絡と臓腑の陰陽の偏りを調節し、相対的な平衡を回復させることで心律不整を治療する。臨床では主に手厥陰心包経、手少陰心経、足太陽膀胱経の穴位を用いる。 臨床でよく用いられる心律不整に対する鍼灸法および穴位: (1) 心律不整の一般処方 ① 内関、三陰交、通里。 ② 主穴:内関、心俞、神門。補穴:巨闕、脾俞、膈俞、足三里、尺沢、豊隆、膻中、肺俞。主穴を1~2穴選択し、証に応じて補穴を2~3穴選ぶ。平補平瀉法を用い、1日1回、留針30分。7~10日を1療程とする。 (2) 上室性頻脈の治療 内関、間使を取る。斜刺1~1.2寸、中強度刺激。針感が出た後10~90秒で、頻脈は多可停止し、正常な洞調律に回復する。 (3) 房室細動の治療 腕踝鍼を使用し、左側の内関、神門を取る。2~6寸の毫鍼を皮膚に対して30°角で迅速に刺入後、皮膚と平行にゆっくり進針する。酸、麻、張、痛感が出るようにする。1日または隔日1回、10日を1療程とする。間隔10~15日。通常1~2療程で効果が現れる。 <鍼灸と心律>
|