小児口内炎 小児口内炎は小児に多い口腔疾患である。口内における唇・頬、上顎粘膜、歯肉および舌縁などに、数多くかつ大小不等の浅黄色または灰白色の潰瘍面が出現し、周囲が赤く腫れ痛むことが特徴である。本病は主に脾胃積熱、心火上炎、虚火上炎などの原因によって引き起こされる。臨床で有効な民間療法は以下の通りである。 [方一] トマト数個。トマトを洗い、沸騰したお湯で浸し、皮を剥いて種を取り除き、清潔なガーゼで絞って汁を抽出する。トマト汁を口の中に含み、できるだけ長く保つ。1日数回行う。 本方は脾胃積熱型口内炎に適する。 [方二] 西瓜1個、白糖少々。西瓜の果肉から種を取り除き、細切りにして半乾燥まで日干し、その後白糖で混ぜて漬け込み、再び日干しして完全に乾かし、さらに少量の白糖を加える。 本方を日常的に摂取すると、口内炎や目赤、熱病による渇飲などに効果がある。 [方三] 葫芦瓜500g、氷糖適量。葫芦瓜を洗い、皮ごと切った塊を水とともに適量で煮汁を作り、氷糖で味を調える。汁を飲んで、瓜は食べても食べなくてもよい。 本方は脾胃の熱によって引き起こされる口内炎に効果的である。 [方四] 生地黄15g、生石膏、粳米各30g。生石膏を1時間ほど煎じて滓を除き、その汁と生地黄、粳米を一緒に粥にする。1日1回。 本方は口舌の潰瘍、口中の熱臭に適する。 [方五] 淡竹葉6g、灯芯草1.5g、人乳汁(または牛乳)100ml。まず竹葉と灯芯草を煎じ、汁10mlをとり、乳汁に加えて混ぜる。1日数回、量は問わない。 本方は小児の鹅口瘡、口舌の潰瘍、小便の赤く渇き、小児の夜啼などに適する。 [方六] 新鮮な荷葉1枚、新鮮な冬瓜500g、食塩少々。 荷葉と冬瓜を水とともに煮汁を作り、食塩で味を調え、汁を飲んで冬瓜を食べる。 本方は小児口内炎の治療に加えて、夏期ののどの渇きや心烦、肺熱による咳嗽、黄色で粘り気のある痰、小便の短縮赤色にも適応する。 [方七] 生地黄、大青葉各6g、生石膏、花粉各9g、粳米30g、白糖適量。上記4薬を煎じて滓を除き、その後粳米と白糖を加えて粥を煮る。1日1回、連続3~4回服用する。 本方は虚火上炎により引き起こされる小児の疱疹性口腔炎に適する。 [方八] 紅柿(柿)無限、糯米50g、蜂蜜少々。紅柿をふるいで汁を抽出し、糯米と一緒に粥を煮、蜂蜜を加えて調味し、食事として摂取する。 本方は熱病によるのどの渇きや煩躁、乾性咳嗽や咯血、口内炎・舌の潰瘍に適する。 [方九] 竈心土、竹葉等量。竈心土を煎じて澄ませ、清澄液を竹葉で煎じ、汁をとり、茶代わりに飲む。 本方は心脾陰液不足、虚火が乱れて上炎し口舌に潰瘍を生じる場合に適する。 [方十] 銀耳10~12g、氷糖適量。銀耳を洗い、碗に入れて冷水を注ぎ、銀耳が浸かる程度に浸す。約1時間ほど泡立たせ、雑物を除去後、さらに冷水と氷糖を加え、蒸鍋で蒸して完成させる。1回または分けて食する。銀耳を食べて汁を飲む。1日1回。 本方は虚熱型口内炎に特に適しており、長期摂取することで体質虚弱者に滋養作用がある。<小児口内炎>
|