小児扁桃体炎小児扁桃体炎は小児に最もよく見られる疾患の一つである。臨床的主な症状は、発症が急で、高熱・悪寒を伴い、頭痛、咽痛、食欲不振などの症状が現れる。検査では扁桃腺の腫脹・充血、膿性滲出点があり、互いに融合すると仮膜様に見える。血液検査では白血球数の増加が認められる。繰り返し急性発作を起こすと慢性扁桃腺炎に移行する。本病は抵抗力低下、冷え、過労の後に多く発生し、連鎖球菌またはブドウ球菌による感染が原因である。臨床上よく用いられる小児扁桃体炎の民間療法・秘伝は以下の通りである。[方一]蒲公英・金银花各400g、薄荷200g、甘草100g、胖大海50g、澱粉30g。まず薄荷・甘草・胖大海および蒲公英200g・金银花200gを細かく粉砕し、ふるいにかけて備蓄する。残りの蒲公英・金银花に水を加えて2回煮出し、煎液を併合し、濾過して濃縮し、シロップ状にする。澱粉漿と混合し、沸騰させて糊状にし、上記の備蓄薬と混ぜ合わせ、軟塊を作り、20目ふるいで粒状にし、沸水で10分間沖泡し、上澄み液を飲む。1回10g、1日2回。本方は小児急性扁桃体炎に適している。[方二]金蓮花・茶各6g。沸水で沖泡し、茶代わりに飲む。本方は小児扁桃体炎に対して効果がある。[方三]酸梅6g、青果(オリーブ)25g、白糖適量。酸梅と青果を砂鍋に入れて半日ほど浸す。その後煎じ、服用時に白糖で調味する。本方は小児扁桃体炎の予防・治療に効果的である。[方四]烏梅肉・生甘草・沙参・麦冬・橘梗・玄参各等分。上記薬材を粉砕し混ぜ合わせ、1回15gを保温カップに放り、沸水を注ぎ、蓋をして1時間温浸させる。茶代わりに飲む。1日3回。本方は小児扁桃体炎に対して効果がある。[方五]胖大海4~6個、氷糖適量。胖大海を洗い、碗に入れて氷糖を適量加えて調味する。沸水を注ぎ、蓋をして約30分間焖める。ゆっくりと飲む。4時間ごとに再び沖泡し、1日2回。通常2~3日で効果が現れる。本方は急性扁桃体炎の治療に使用可能。[方六]オリーブ12個、明礬1.5g。まずオリーブを冷水で洗い、ナイフで各々4~5条の縦紋を切り、明礬の粉末を縦紋に混入する。1~2時間ごとに2個ずつ、細かく噛んで飲み込む。痰が出れば吐く、痰がなければ汁を飲み込む。オリーブの滓は消化を妨げるため吐き出す。本方は喉の腫れ・痛み、小児扁桃体炎に対して良好な効果がある。[方七]天門冬15~20g、粳米513~100g、氷糖少々。まず天門冬を煎じて濃い汁をとり、滓を除く。粳米を加えて粥を煮、沸騰後氷糖を適量加え、さらに粥を煮る。本方は腎陰不足、陰虚内熱型の慢性扁桃体炎に適している。[方八]川貝10g、母鴨胸肉120g。鴨肉を清燉し、8分程度熟す段階で貝母と塩少々を加え、さらに熟すまで煮る。汁を飲んで肉を食べる。1日1回。本方は乾咳無痰、喉の不快感がある扁桃体炎に適している。[方九]黄精・氷糖各30g。黄精を洗い、氷糖とともに水を加えて弱火で1時間煮る。汁を飲んで黄精を食べる。朝晩に分けて服用する。本方は喉の不快感がある扁桃炎患者に適している。<小児扁桃体炎>
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