小児百日咳の臨床的特徴は、発病後1~2週間で、咳嗽が陣發性・痙攣性となり、激しい咳嗽の発作終了後に長く続く鶏鳴様の吸気音を伴う。発作時には連続して短い咳嗽が続き、吸気の余地がないため、嘔吐や口鼻からの出血などの症状も生じる。臨床上よく用いられる有効な民間療法は以下の通りである。 [方一] 風粟殼20~40g、糖冬瓜30~50g。煎じた水を茶代わりに飲む。味は甘く、子供が喜んで服用できる。1日1回、通常4~6回で効果が現れる。 本方は小児百日咳の初咳期に適している。 [方二] 百部15g、紫蘇葉・桑白皮各10g、氷糖15g。前3種を水煎し滓を除き、氷糖を加える。1日1回、1週間を1療程とする。 本方は百日咳初期に適している。 [方三] にんにく15~30g、白糖適量。にんにくの皮を剥ぎ、洗い、潰してお湯に4~8時間浸すか、水1杯を加えて1~2沸き立たせ、濾液を取り出し、白糖を加えて2~3回に分けて服用する。 本方は百日咳に適している。 [方四] 豚肺1具、麻黄適量。これらを洗浄し、豚肺は薄切りにして、水とともに煮て汁を飲む。 本方は小児百日咳に適している。 [方五] 豚腰4個、トマト2個、琼脂10g、白糖400g、天冬・百部各9g、桑葉・前胡・甘草・紫苑・冬花・枳殻各8g、知母7g、杏仁8g、橘梗6g、鮮苇根20g、竹茹12g、葱結15g、生姜4g。豚腰を洗浄し、半分に割り、腰臊と白筋を除き薄切りにする。トマトは熱湯で下処理し外皮を剥いて薄切りにする。琼脂を洗い、中药を雑質を除去し、砂罐に水を入れて煎じ、薬汁を漉して沈殿物を除く。炒鍋を中火に置き、薬汁を倒入し、生姜・葱を加え、腰片を煮て熟す。取り出して白磁皿に並べ、トマト片を平らに敷く。別途、琼脂を薬汁に投入し、小火で溶かし、白糖を溶かして腰片の上に注ぐ。冷めてから冷蔵庫で凝固させ、三角形に切り分ける。副菜として食用する。 本方は小児百日咳に適している。 [方六] 露蜂房(仔のあるもの)10g、豆腐50g、白糖20g。蜂房に水100mlを加え30分間煮出し、汁を取る。豆腐と白糖を加え、さらに10分間煮る。汁を飲んで豆腐を食べる。1回1剤、1日2回。 本方は百日咳の痙咳期で熱証がある場合に適している。 [方七] 万寿菊15g、糖適量。万寿菊に清水2碗を加え、1碗になるまで煎じ、滓を除き、糖を適量加えて調味して飲む。 本方は小児百日咳の痙咳期に適している。 [方八] 鮮地龍100g、白糖50g。地龍を水煎し滓を除き、糖を加えて膏状に仕上げる。 本方は小児百日咳に適している。 [方九] 氷糖50g、鴨卵2個。 氷糖に適量の熱湯を加え、よく溶かし、冷ましたら鴨卵を割り入れ、混ぜ合わせ、蒸鍋で蒸して熟す。1度または分けて食する。1日1回。 本方は百日咳に適している。 [方十] 红枣12枚、人参120g。红枣と人参を煎じ、汁を抽出する。薬液に白糖を加え、茶代わりに頻繁に飲む。10日以上継続服用。 本方は百日咳の回復期に適している。 [方十一] 麻雀1羽。麻雀の粗毛を抜き、火で焦がし、内臓を除き、洗って煮て食べ、毎日1羽を摂取し、治癒まで続ける。 本方は百日咳の回復期に使用可能。 [方十二] 新鮮な葱菇卜5個、飯湯半碗、氷糖適量。新鮮な葱菇を洗い、皮を剥き、潰して飯湯と氷糖と共に隔水蒸し、糊状にする。1日1回、数日間継続服用。 本方は小児百日咳の回復期に適している。 [方十三] 大根500g、紅糖15g、30g。大根を洗い、潰して汁を絞り、碗に移し、紅糖を加えて蒸し、熱いうちにゆっくり飲む。 本方は小児頓咳(即ち百日咳)に適している。 [方十四] 生オリーブ20個、氷糖50g。オリーブを砕き、氷糖と一緒に煮て、3回に分けて服用する。 本方は百日咳に適している。<小児百日咳>
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