妊娠病 妊娠中に妊娠に関連する疾患が生じること。本病の原因は、女性が受精後、陰血が衝任に集まり胎児を養うため、体質的に陰血が不足し陽気が亢進する生理状態となること。また、胎児が成長するにつれて気機の昇降に影響を与えることがある。これらの生理的変化は多くの妊婦が耐えられるが、既に臓腑・気血に偏りがある者や、妊娠後に外邪に感しやすい者は、臓腑・気血・衝任を傷害し、妊娠病を引き起こす。 妊娠悪阻 妊娠後に吐き気・嘔吐・頭暈・食欲不振、または摂取した食物を吐く症状。本病の原因は衝脈の気の逆流により胃の和降が失われるためである。臨床で効果的な民間療法は以下の通り。 [方一] 卵1個、白糖30g、米酢6ml。米酢を沸騰させ、白糖を溶かし、卵を割り入れ、半熟になるまで煮て、すべてを服用する。1日2回。 本方は脾胃虚弱による悪阻に適する。 [方二] 新鮮なネギ汁10g、生姜汁5g、白糖適量。新鮮なネギと生姜を砕き、絞って汁を取る。その後、少量の白糖を加え、混ぜ合わせる。1日3回、食前におよそ少量ずつ飲む。 本方は脾胃虚弱による悪阻に適する。 [方三] 白朮10g、鯽魚30~60g、粳米30g。鯽魚の鱗・甲・内臓を除去し、白朮を洗って先に煎じて100mlの汁を取る。その後、魚と粳米を一緒に粥にして、粥ができたら薬汁を加えて混ぜ、患者の好みに応じて塩または糖を加える。粥を食べる。1日1回、3~5日間連続服用可能。 本方は脾胃虚弱による悪阻に適する。 [方四] 佛手10g、生姜2片、白砂糖適量。前2種を水煎して汁を取る。その汁に白砂糖を加え、温めて服用する。 本方は肝胃不和による妊娠悪阻に適する。 [方五] 甘蔗汁1杯、生姜汁1匙。温めて服用する。 本方は肝胃不和による妊娠悪阻に適する。 <妊娠悪阻>
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