妊娠浮腫 妊娠後に肢体・顔面などに浮腫が生じる状態を指す。本症の原因は、素体の脾腎陰虚により、妊娠後さらに不足が生じ、脾陽虚により水湿の運化不能、腎陽虚により上は脾陽を温められず、下は膀胱を温化できず、水道不利となり、水が肌に浸潤して浮腫を生じる。また、胎気の壅塞により気機の滞り、水湿の代謝不良も浮腫を引き起こす。臨床上、妊娠浮腫に対して効果的な民間療法は以下の通りである。 [方一] 白扁豆皮15g、秋豆角10g、紅糖適量。上記2種を煎じて汁をとり、紅糖を加えて溶かす。1日1回、2回に分けて服用。 本方は脾虚による妊娠浮腫に適する。 [方二] 淮山薬30g、大棗20枚、肉桂0.5g、薏米30g。粥を煮る。1日1回、4~5日連続服用。 本方は脾腎気虚による妊娠浮腫に適する。 [方三] 白朮・生姜・陳皮・白芍・当帰各10g、茯苓15g、淨青鯉魚1匹(約500g)。諸薬をガーゼ袋に包み、鯉魚とともに1時間煮る。朝起きて魚を食べて汁を飲む。 本方は妊娠浮腫に適する。 [方四] 杜仲・枸杞各30g、乾姜10g、鯉魚500g。上記3種を洗い、ガーゼ袋に詰め、口を結ぶ。魚は鱗・鰓・内臓を除き、洗浄し、薬と一緒に1時間煮る。薬袋を取り除き、食前にお魚を食べて汁を飲む。 本方は腎虚による妊娠浮腫に適する。 [方五] 乾姜・肉桂各3g、茯苓(皮を除く)30g、小麦粉・白糖各適量。乾姜・肉桂・茯苓を粉末にし、混ぜ合わせ、小麦粉・白糖を加え、水で練り、餅を作り、蒸して食べる。1回15~20g。 本方は腎虚による妊娠浮腫に適する。 [方六] 黄豆芽250g、新鮮な茸50g、調味料適量。黄豆芽の根を除き、洗って水で20分煮る。茸を加え、精塩・味の素を加えてさらに3分煮る。副菜として食べる。 本方は妊娠浮腫に適する。 [方七] 落花生・飯豆各150g、陳皮5g、大棗10枚。すべてを洗い、水を加えて煮て熟す。温かいうちに食べる。1日1~2回。 本方は気滞による妊娠浮腫に適する。 [方八] 陳皮・陳瓢各10g、新鮮な竹葉20枚、白糖適量。煎じて数沸させ、白糖を加え、茶として飲む。 本方は気滞浮腫に適する。<妊娠浮腫>
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