処方名:針眼消毒方【機能主治】脾胃伏熱を清める。麦粒腫および反復発作性麦粒腫に主治する。 【処方構成】木通3g、滑石15g、黄芩9g、連翹12g、瞿麦15g、大黄(後下)6g、蝉衣4g、生甘草6g。水煎して服用。 【弁証加減】本症の炎症が退き、またはほぼ退いた段階では、再発予防のために正気を補う薬品として黄芪、党参、淮山薬、白朮などを加えることができる。 【臨床効果】28例の治療において、すべて反復発作例であった。本処方により10~14剤投与で治癒した。そのうち顕著効果(投薬後再発なし)10例、改善(再発頻度顕著減少)17例、無効1例。 【処方出典】江西省第一人民医療院羅興中。 【按語】反復発作性麦粒腫は、睡眠不足や屈光不正と関係することが多い。本処方は心火を泻いで安眠を促し、経曰「諸痛痒瘡皆屬於心(火)」に従い、心・脾から治療する。回復期には脾胃の調理に重点を置き、脾を健進させることで水穀の運化を促進し、精血を生成して目と心に栄養を供給し、心気が和らぐことで火が鎮静される。よって本症の治療において心・脾に着目することは、合理的である。
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