脱毛の主な症状は、頭髪が脂性で、まるで油を塗ったように見えること。また、髪が焦げてふわふわになり、光沢がなく、淡黄色の鱗屑が固着して剥がれにくく、または灰白色の鱗屑が舞い上がり、自覚的にかゆみを感じることもある。男性の場合、前頭部および頭頂部に多く見られ、前額の発際や耳の周りの髪が上昇し、前頭部および頭頂部の髪が希薄になり、黄色く、柔らかくなり、最終的には額頂部が完全に禿げたり、わずかな茸毛だけ残る。女性の場合、頭頂部に髪が薄くなるが、完全に一塊になって脱落することはない。中医学では本症には二つの原因があるとされる。一つは血熱風燥であり、血熱が優勢になると陰血を消耗し、血熱から風が生じ、さらに陰血を傷つける。その結果、陰血が頭頂部まで上昇できず、毛根が乾燥し、虚脱した状態で髪が抜ける。もう一つは脾胃湿熱であり、脾虚により消化吸収機能が低下し、肥甘厚味を過剰に摂取することで胃腸を傷つけ、脾を損なう。これにより湿熱が頭頂部に上昇し、毛根を侵蝕する。毛根が徐々に腐敗し、髪は粘り気を帯びて脱落する。以下は脱毛に対する民間療法・秘方である。[方一]車前草200g、米酢適量。車前草全草を炭化させ、米酢に浸す。1週間後にその薬酢を患部に外用し、1日2~3回。[方二]黒牛胆1個、槐豆適量。槐豆を胆汁入りの牛胆に満杯まで入れ、浸透させる。内服。1回9g、1日3回。[方三]側柏葉240g(焙乾)、当帰(全身)120g。両者を共に粉にし(鉄器を避ける)、水糊で丸薬とする。梧桐子大の大きさ。1回50~70粒、朝晩各1回。黄酒または塩湯で送る。[方四]芝麻花、鶏冠花各60g、樟脳1.5g、白酒500g。芝麻花と鶏冠花を裂き、酒に浸し密封する。15日後ろくろし、樟脳を薬酒に加え溶かす。備蓄する。薬綿に薬酒を含ませ、脱毛部位に塗布。1日3~4回。本方は神経性脱毛に特に効果的。[方五]芝麻梗、清明柳(清明節に採る柳枝の若葉)各90~120g。煎じて湯を出し、頭を洗い、同時に頭皮を擦る。1~7日連続使用。本方は脂漏性脱毛に特に効果的。<脱毛>
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