斑禿とは俗称「鬼剃頭」。本病はどの年齢層でも発症しうる。通常自覚症状はなく、無意識に気づくことが多い。臨床的には頭髪が斑状に脱落し、脱毛部位は円形・楕円形または不規則形で、数・範囲・大きさは異なる。表面は滑らかでわずかに光沢があり、炎症は認めない。このような斑禿は自愈傾向があるため、治療しなくても自然に回復することが多い。しかし重症の場合、症状が悪化し、頭髪がすべて脱落するだけでなく、眉毛・腋毛・陰毛まで脱落する全秃となることがある。斑禿の治療は一般的に養血祛風を主眼とする。 以下のような方法が一般的に選ばれる。 1. 川椒・唐辛子各5gを100mlの米酢に浸し、1日2~3回患部に塗布。 2. 大蒜15gを潰し、新鮮な側柏葉15gと合わせ、75%エタノールに浸し、1日2~3回患部に塗布。 3. 新鮮な生姜40g(潰す)、紅唐辛子粉15g、骨碎補50g(刻む)、鬧羊花20g、当帰20g、桂枝15g、75%アルコール500mlに浸け、1週間後、綿棒で薬液を患部に塗布。1日3~4回。 4. 鶏内金100gを炒り、極細粉末にし、1回1.5g、1日3回、食前にお湯で服用。 5. 茯苓500gを細末にし、1回6g、白湯で溶かして服用。1日2回。発根が生えるまで継続。 6. 生地・熟地・側柏葉各15g、当帰・黒芝麻・何首烏各20g。水煎して内服。1日1剤、朝夕に分けて服用。 7. 苦参・明礬各100g、児茶・白鮮皮各30g、地膚子20g。水煎して外洗。1日1剤。 8. 側柏葉120g、全当帰60g、焙乾後、共に細末にし、水で丸め、梧桐子大とする。毎朝淡塩水で9gを服用。1日1剤。 9. 猫の毛30gを焼いて灰にし、軟膏に混ぜて外用。 10. 小さな唐辛子10gを細丝に切り、古酒で10日間浸漬。その酒で患部を塗布。1日数回。<斑禿>
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